皆様、こんにちは。
このブログは、まだ15日の午前中です(・・;)
さて、トゥールスレン博物館をあとにして、次に向かったのが、残虐な殺害をされていたキリングフィールドです。
キリングフィールドは、ここだけで無く、他にも何カ所もありますが、公開している施設としては、ここになります。
こちらも以前に訪れたことがあるのですが、やはり4年前に比べて随分と綺麗になっています。
ちなみに、トゥール・スレンで処刑された人々は当初、裏にある小学校跡などに埋められたが、じきにそこも満杯になり、しかも処刑時の叫び声が響くことから、1977年に処刑・埋葬場がプノンペンの南西15kmのチュンエク村に移された。
後にそこが「キリング・フィールド」と呼ばれることになったそうです。
正面ですが、4年前は無かったような? 駐車場も以前はガタガタだったのに、凄く整備されていました。
何ドルだったか忘れましたが、とりあえずチケットを購入して入場したところに、Wi-Fiで電波を飛ばして、施設を案内する機器が3ドルで借りられます。
以前訪問した時は、ガイドの説明を聞いたのですが、もっと多くの説明があるのでは?って少し疑問に感じた経験があったので、私一人だけ、その機器を借りて、ゆっくりと見学しました。
勿論、日本語OKですし、しっかりとした日本語で説明されるので、借りて良かったです。かなり、オススメですよ(o^^o)
正面を通って行くとまず最初に目にするのがこの慰霊塔の建物です。ここには、400人ぐらいの遺骨が眠っています。
結構なフロアになっているのですが、それも意味を含めています。
下の方は、小さい骨が多いです。つまり、幼い遺骨を下にして、徐々に大人の遺骨が上に納められています。
この慰霊塔は、上れますが、靴を脱いでから入ることが決められています。
この木は、日本でも目にしますか?
画像で大きさが伝わりにくいのですが、大きな木です。画像をクリックされて、木の下の方をご覧になってください。
少し見にくいですが、この木に覆われている皮をカンボジア人は生活のために利用しています。
何に利用するのか? この皮は、一枚一枚めくれまして、その皮がノコギリのように鋭くなっています。よって、鶏などをさばく為に利用していました。
クメールルージュは、この皮を人間に利用しました。つまり、元々鶏の首を切っていたのですが、これを人間の首を切る為に利用していたと言うことです。
その為、声が必ず漏れます。その声をかき消す為に、音楽を響き鳴らしていたそうです。そして、その音楽には電源が必要となる為に、ディーゼルエンジンの発電機を利用されていたそうです。
つまり、音楽とともにエンジンの音で、人間の声をかき消していたということです。
また、この周辺に住む村人たちは、この残虐な殺害がここで実施されていたということは知らせれておらず、いつも祭りのように騒いで賑わっていたと思われていたそうです。
当時に使われていたと思われる3曲の音楽があるのですが、当時聞いていた村人が、現在この音楽を聴くことはできないでしょう。そして、その音楽も私がレンタルしていた機器で聞くことができました。
その情景を想定しながら、その曲を聴くと本当にいたたまれない気持ちになります。
この木ですが、普通の木ではありません。
非常に残酷なことがこの木で起きました。この木を使って行った残虐なことは、子どもです。
幼い子どもを処刑するのに使ったそうです。しかも、母親が見ている目の前で、子どもの両足を持って持ち上げ、一気にこの木に叩きつけて、殺害していたそうです。
全く考えられません。残酷で
殺害された子どもやその後に母親も殺害し、この場所に埋められたそうです。相当な数の小さな骨があったそうです。
ちなみに、このような穴は、80数個あります。今もあるそうですが、月に一回ボランティアでその骨を掘り出しているそうです。
カンボジアは、このようなものを良く目にします。ここは、日本では仏壇のようなところです。
なので、訪れた方は、線香などをあげています。
最後にもう一度慰霊塔です。
実際に起きた場所です。本当に残虐で仕方がありません。クメールルージュもそれほど恵まれた状況でもなかったので、ここでは記載できないような残忍な行為をしていたそうです。
もし、私のブログを見て、他のホームページや情報を見て、カンボジア プノンペンへ訪れる機会がありましたら、是非訪問してください。
トゥールスレンもゆっくり見てください。このキリングフィールドは、私がレンタルした機器を是非借りていただいて、ゆっくり2時間ぐらい掛けて説明を聞いてみてください。
カンボジアがどれだけ悲惨な過去をもっているのかを知ることができます。
訪れる時は、先にトゥールスレンに伺ってから、このキリングフィールドに伺うと良いと思います。
小田精彰